【-Nasu story-】エンジニア魂炸裂!常にチャレンジし続け、美味しく作るために栽培を研究し続けるナス農家。

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皆さんこんにちは✨
今回取材先で訪れたのは、栃木県真岡市🚙💨
真岡市は、真岡鐵道がありSLが走ることでも有名な場所。
場所は宇都宮から車を走らせること約40分。
真岡インターを降りると、長閑な田園風景が広がる先に『Heartich Farm』がありました。
到着すると、代表の賀川さんが温かく出迎えてくれました☀
ちなみに賀川さんのオススメは、夏になると「一万人プール」でにぎわい、真岡っ子憩いの場所でもある井頭公園と井頭の湯。
私も行ったことありますが森林の中をサイクリングができたりして、とても気持ちのいい所ですよ☆

早速、インタビューしていきましょー!!
事務所にご案内いたいたので、お邪魔しま~す!

Heartich Farm』さんの事務所の扉を開けると、ひんやりと涼しい空間が広がっていました。
お気遣いいただいて、賀川さんが部屋を涼しくしておいて下さいました。
辺りを見回すと、事務所の中には今まで受賞された賞状が壁に並んでいました。

賀川さんは大学を卒業後、石油プラント建設に携わり世界を飛び回る仕事をしていた。
その頃の生活は、プラントの建設現場に行ってしまうと朝の4時とか5時起きの生活。
現場に着いてからは、みんなで体操して仕事スタートみたいな生活だった。
また日本にいるときは、横浜で仕事をしていたが、8時に家を出発すると会社に夜の11時か12時までいる。
仕事終わらない時は、休日も出勤。
仕事をしている時間で言ったら、オフィスに行かなきゃいけないし、会社員時代のが長かった。

将来は、スーツケース片手に世界を飛び回りたかった。

高校までは地元真岡にいた。
当時は片田舎で、もっと広い世界をまたにかけた仕事がしたかった(笑)
スーツケース持って飛び歩くみたいな生活に憧れた。
英語も出来ないんですけどね(笑) と話す。
大学出るまで、英語は大の苦手だった。
だからむしろ身に着けられる仕事がしたかった。
しかし会社に入る前から、会社員で終わりたくないと思っていた。
そしていつか、そのきっかけが空から降ってくるだろうと思い仕事を続けていた。
そして賀川さんが仕事をして16年か17年が経過した頃、年齢が上がるにつれ上のポジションを推薦された。
しかし、そのポジションを受けてしまうと会社を辞められなくなるなと思った。

「このまま本当に会社員を続けていていいのだろうか―」

拭えない疑問を抱き続け、会社を飛び出して何が出来るのかと考えた。
新たなポジションを推薦された当時、40歳だった賀川さん。
その当時、考えていたことを話してくれた。
「今やっている技術を活かし、独立してコンサルやデザインの会社をやるのか」と。
年齢的にもこれから会社を始めても上手く行くように思えなかった。
だったら実家が専業農家で、農業人口が減っているのもあり父が持つ技術もありながら、ただ自分のやり方っていうのをやっていくのがリスクなく、独立という意味で自分の目標(やり方)も達成でき自分に挑戦できるのでいいのかなと思ったから就農した。

「一歩 一歩 成長する」

「賀川さんは、常に向上心に溢れていますね」私が感じたことをそのまま伝えると、「一歩 一歩 成長するっていうのを感じるのが好きです(笑)」と答えてくれた。
常に成長している環境にしないといけないっていう、強迫観念があるんですけど、昨日より今日、去年より今年こうできたっていうのを感じれるようにしたいし、楽しみではあります。
自分がどれぐらい成長しているかを感じるのは難しいから、それが見えるように設定している。
例えば1年が始まった時に、達成できそうなこと半分と難しそうなことを半分の目標を設定する。
商品送るのと一緒に、農園の紹介をする「Heartich Farm通信」っていうのを入れているんですけど、毎年1月に達成することを書いて、7月に中間報告をして上手く行ったことと出来ていないことの発表をする。
「できれば、いっぱい達成したのをみんなに見て欲しいから、達成できそうなの半分と難しそうなのを半分にしている。」
なぜそうしているのかを問うと、「達成したっていう達成感がないと、モチベーションがキープできない(笑)」とチャーミングな一面も見せてくれました。
発表してみんなに見てもらうという場を意識的に作っていた。

―全てが自分次第のいま。

会社員時代との大きな違いは、売り上げを伸ばそうと考えた時に自分でどうにかしなきゃいけない。
そこが会社員の頃にはないアプローチだったので新しかった。
ナスを栽培していて、よかったこと。
果物やキャベツなどの作物は、自然災害があった時収益がゼロになってしまう。でもナスなどの生り物は、実が台風とかでやられたとしても次の実がどんどん出てくるので、2週間くらいすればナスの木が残っている限りは、リスクヘッジしやすい所がいい。
毎年露地で栽培するナスは、4月か5月に畑に定植。11月まで取り続ける。そして翌年の4月まで畑を休める。
露地でナスを育てている畑。


ハウスで育てるナスは、8月に定植。そして、翌年7月まで栽培する。

新設したハウス。


外で育てているナスと、ハウスで育てているナスの違いを聞いてみると、ハウスで育てる長ナスは、実の質が柔らかくフワフワしている。
外で育てる中ナスは、実がしまっていて、しっかりした食感。
水分は熱を入れた時に柔らかくなるのは長ナス。

栽培のこだわりは、土づくり。

賀川さんは、土の奥深さに感銘を受けたんだそうだ。
ナスを育てるために、ただ肥料を与えるだけでは収量が上がらないことを実感した。
その土が生き生きしていないとダメ。
生物的に豊かでその空間に微生物がいて土の中に空間があって、微生物が色んな働きをすると土同士が固まって空間(団粒構造)を作る、働きやすい環境を作った土じゃないといい作物が育たない。
微生物とかが働きやすい環境を作るため、いい土だと美味しい野菜が作れることに気が付いた賀川さんは、ナスが美味しく育つための土壌を作り、美味しいナスを収穫するため、自分で納豆菌や酵母菌を培養して土づくりをしている。

夢は、農業にちょっとでも興味のある人を受け入れ、育てること。

ぶっちゃけ話を賀川さんがしてくれた。
正直なところ就農できたのは、実家が専業農家だったから。
機械・土地・技術があったから、踏み入れられたところもある。
今まで農業と関わりのない一般の農業と関わりたい人が、一から始めるってホント大変だと思うんです。
今は家族経営だけど、農業と関わりたい人が踏み入れやすい環境を作ってみたいと思っていて、そのために法人化したい。
そして農業に興味がある人をうちの会社で受け入れて、独立できるまで育てていくようなやり方ができる法人を作ってみたいなと思っている。
また、真岡市でも農家をやりたい人が盛り上がって、自分たちの未来に何をしたいか話し合う場っていうのを作っていかなきゃいけないし、作りたいと思っている。
農業に関わる人たちが忌憚なく話せるそんな場が欲しい。」そう話してくれた。
農業者育成をしたいとおっしゃっている賀川さんの畑では、収穫体験に申し込むこともできますよ✨
じゃらんから申し込めるとの事なので、ぜひ興味のある方は検索をして申し込んでみてください!
小平家のご飯。
話かわりますが、、
賀川さんにナスをいただいたので、さっそくご飯にして食べちゃいました☆
1日目:ナスのお新香🍆
賀川さんに貰った漬物のモトでつけました。
日付は変わって、2日目:ナスのステーキカレー風味
今度は焼きナスにカレー粉をかけて塩コショウを振り食べました。
スパイシーな味わいの中に、カレーの香りもあり美味しかったです。

すっごく美味しかった!!
和食とピッタリ。
他には中華料理や、洋食料理とも相性がよさそうでした。
ぜひ、これをお読みの皆さんにも食べていただきたいです(´ω`*)

―感想―


こださんプロフィール

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栃木県出身。1993年6月生まれ。B型。

中学卒業後は、地元の普通科高校に入学。高校2年の終わりに中退して引きこもり生活をしていた。ある日テレビを見て「今からでも遅くない」と定時制高校へ編入。編入した高校で屋久島を訪れ、そこで出会った人々との交流の中で「人のココロ」について興味を持つ。1年で卒業し地元の心理学を学べる大学へ入学。大学卒業後は自動車販売会社に勤める。不規則な仕事で体を壊し退職。現在は、(株)farmoで現在まで4年間広報担当として働いている。

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